福島大学の後藤 忍・環境計画研究室では、物事のつながりを重視して総合的に捉えるシステム思考に基づいて環境問題を把握し、解決のための様々な手段を組織的に配列。人間と環境へ能動的に働きかける環境計画のアプローチを研究しています。 具体的には、 1.野生生物の生息を支援するエコロジカル・プランニング 2.資源・廃棄物の全体の状況を把握する物質フローの分析 3.環境計画の進行管理に貢献する総合的環境指標の開発や環境負荷の“見える化” 4.人々の意識・行動の変革を促すための環境教育教材の開発や環境メディアの特性分析 などを行っています。 このように、幅広い領域を扱っているのが研究室の特徴です。イメージとしては、国や地方自治体が策定する環境基本計画が対象としている、環境問題の領域や施策をすべて守備範囲として取り組んでいる研究室と言えます。 身近な環境配慮行動を促すため、2009年度からは福島大学のキャンパス内にステッカーなどで環境負荷を分かりやすく提示する“見える化”の取り組みを行っています。
