福島市水道局では、福島市が掲げる「チャレンジ2050ゼロカーボンふくしま市」の実現と、「ふくしま水道事業ビジョン」で掲げる基本方針“地球にやさしい水道へ挑戦”に基づき、水道水の安定供給を確保しながら、積極的に環境負荷の低減に取り組んでいます。 水道施設を利活用した小水力発電所である「ふくしま北部配水池発電所」は、公募型企画提案方式により決定した東京発電(株)との官民連携により導入し、国の「再生可能エネルギー固定価格買取制度」を利用して、電力会社へ売電を行っています。 小水力発電とは、高い場所にある【位置エネルギー】を持っている水を重力によって低い場所へ落とし、水車を回して【運動エネルギー】に変え、その回転運動をさらに発電機で【電気エネルギー】に変えて電気を作る発電方法です。
お知らせ
【E-Actふくしま環境リレーコラム】第5回 福島市水道局「ふくしまの水道水で発電!?~ふくしま北部配水池発電所~」
2022年03月31日ふくしまの水道水で発電!?~ふくしま北部配水池発電所~
この「ふくしま北部配水池発電所」は、すりかみ浄水場から送水されてくる水の流量と圧力のエネルギーを利用して、水車・発電機を回し、一般家庭の約240世帯分の電気を作り、配電線を使ってみなさんのもとへと送られます。 2022年現在、日本における発電のエネルギー源として主に使用されている化石燃料(石油、石炭等)は二酸化炭素を発生し、地球温暖化を加速させてしまう原因のひとつでもあります。クリーンなエネルギーを利用した小水力発電により、二酸化炭素の削減に貢献していきます。
福島市の水道水の水源である摺上川ダムの周辺は、水道水源保護地域に指定されており、水源を汚染する施設等がない非常に恵まれた水質環境です。 福島市水道局では、そのきれいな水源を守るため、周辺の清掃活動などを行う水源保全活動に取り組み、また水源保全活動を行う市内の団体等を対象として、補助金の交付を行っています。補助金には、福島市の水道水をボトリングした「ふくしまの水」の売り上げの一部を役立てています。 これからも、プレミアムで最高品質のふくしまの水を育むため、活動を続けてまいります。